レコーディングダイエットって聞いた事が有りますでしょうか?
ダイエットと言うとどの様なモノを食べないだとか、どの様な運動をするだとかキツイものばかりですよね。
だから当たり前の様に続かないのですよね..普通は。
でもレコーディングダイエットと言うのは、基本的に何を食べたかとかを記録するだけだと言うお手軽さ!
もっと簡単にやるのであれば、毎朝体重を測って、それを記録するだけでも良いかもしれません。
だから他のダイエット方法と比べても本当に簡単で、必要なのは紙とペンだけだったり。
雨が降ろうが、寒くなろうが簡単に続ける事が出来るのです。
日々の一瞬で通り過ぎてしまう行動の認識は、どうしても曖昧となってしまいます。
実際は食べていたとしても、曖昧なだけに大して食べていないと認識しようとしてしまい、その後に記憶の中ではどんどんと自分に甘く正当化されてしまったりもするのです..。
人間は忘れていく生き物
ドイツの心理学者であるヘルマン・エビングハウスが発表した忘却曲線について聞いた事は有りませんでしょうか?
人の記憶がどの様に忘却されているのかを調べた実験結果をグラフ化したのがそちらの忘却曲線なのですが、人間の記憶は1日の間に急激な忘却が起こり、その後の忘却は緩やかに起こり続けると言うのを表しています。
つまり人間の記憶と言うのは忘れ去られていくのが普通だと言う事です。
日々の記憶の全てが頭の中に留まり続けるとしたら、きっと私達の頭はいずれパンクしてしまいますよね?
だからそうならない様に人間は無意識の内に、短期記憶から長期記憶に移す過程で記憶を勝手に取捨選択してしまっているのです。
記憶を記録しないと無かった事になってしまう
只でさえ自分に都合の悪い事は、自分の記憶から消去したいと思うのが普通です。
だから必要な記憶はきちんと記録しなければならないのです。
記録しなければ記憶から消えてしまい、折角経験した貴重な事も無かった事になってしまうかもしれません。
勿論、辛い忘れてしまいたい、忘れて良いものは避けても良いとは思います。
あくまでも自分の成長に繋がる可能性のある経験は、なるべく片っ端から記録していきましょう!
記憶を記録する事で再認識する
記憶をきちんと言語化して書き出せば、頭の中から引き摺り出されて視覚や手を使って再認識する事が出来る様になります。
次から次へと色々な事が起こる事に因って記憶は益々こんがらがっていきますので、出来る限りで良いのでなるべく早く記録する様に心掛けた方が良いと考えます。
記録が習慣になっていけば、主観的に行動している自分以外に、常に客観的にそれを見つめている自分が生まれる事になっていきます。
認識から思考や反省は始まる
頭の中ではそんなものだと思っていた事も、手を使って言語化した時に、冷静に目から飛び込んだ情報に対して..待てよ、と言う思考も働き、反省や改善と言う事に繋がっていくかもしれません。
文字で書き出すと ” いっぱい運動した ” みたいな記録が気持ち悪くなり、 ” 1時間のウォーキングと30分のストレッチを行った ” みたいに具体的に、且つ定量的に事実を残す事が出来る様になっていく訳です。
記録はモチベーションにもなる
ダイエットとかだけでは無くて、普通のスポーツも記録を付けるとそれがモチベーションになっていきますよね。
例えばゴルフとか何でもそうですが、レッスンを受けた後に自分なりの学びを、自分の言葉で残して振り返るのはやはり効果的です。
その様な感覚的なものに関しては、自分の言葉と言うのが本当に重要だと思います。
そして記録を続けていけば、記録をしない事が段々と気持ち悪くなっていきます。
記録する為に行動をする様にもなっていくかもしれません。
記録をまとめて振り返る
月に一度ほど、記録をまとめて振り返るレビューの機会を設けた方が良いかと思います。
幾らか溜まった状態で見直すと、自分の行動習慣の気付きもそうですし、自分の記録する癖と言うのも見えてくるでしょう。
そうすると甘い記憶では無く、冷静な記録が正しい反省に導いてくれる事になるでしょう。
記憶を記録する事の大切さのまとめ
あまり深く考えず、細かく書こうと思わず、取り敢えず一文の記録を始めてみたら良いかと思います。
あまり大変な事を考えると腰も重くなりますし、続けるのが苦痛となってしまいますので。
いずれにせよ今迄の記憶の曖昧さに驚かされ、記録を心掛けているだけのつもりでも、自分の行動はなりたい自分になる方向に変わっていくと思います。
その為に、お気に入りのメモ帳を探したり、便利なスマホのアプリなんかを探し当てるのも一つのコツになりそうですね。
自分なりのお気に入りの記録法を確立し、是非なりたい自分を目指した記録魔になっていきましょう!