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スポーツのチームから考える会社のチームのあるべき論

約 1 分

あなたはチームと言うと何を思い浮かべますでしょうか?

先ず思い浮かべるのはやっぱりスポーツのチームですよね。
皆で一生懸命、チームメイト同士で協力をしながら、勝利に向かって突き進む姿を見ると、こちらも全力で応援したくなってしまいます。

それではスポーツのチームは、会社のチームと何が違うのでしょうか?
そして本来は何が同じで無ければいけないのでしょうか?

チームとなる為に必要な要素は何か?

チームと似た言葉にグループが有ります。

グループは何らかの条件、例えば年齢だとか、性別だとか、住んでいるエリアだとか何らかの条件で仕分けられた集団です。
若しくは只の集まりもグループと呼ばれます。

スポーツグループと言われると何かピンと来ませんよね..。

比較するとチームとは、只の集団では無く組織と言うイメージです。
ではチームとなる為にはどの様な要素が必要なのでしょうか?

大きな目標の共有

そもそも小さな目標であれば一人で行えば良い訳ですが、一人では出来ないのでチームが必要となる訳です。
ですから先ずは一人で達成出来ない様な大きな目標が必要となります。

団体スポーツでは一人だけの勝利などは無く、チームでの勝利しか有りません。
だから皆でチームの勝利を目指しかありません。
(MVPだとか、ビッグチームへの移籍狙いだとかはありそうですが..。)

ビジネスでは大きな目標を掲げるのがそもそも難問です。
例えばそれが年商100億円とか言われても、それではどの会社でも変わらなくなってしまうからです。
だからビジネスでは目標と言うよりも大志だとビジョンの方が必要と考えられます。
そしてビジョンなどに賛同した上で、待遇面などと折り合いが付いて参加する人が居なければチームとなれません。
即ち、只人を雇った様な感じで無理矢理働かせても、真のチームとはなれないのです。

まとめるとチームとなる第一歩は大きな目標であり、しかもそれに賛同する人が居なければならない訳なので、大きな目標を共有すると言うのが必要不可欠な第一の要素になるのだと思います。

機能的な役割分担

算数で言えば1+1=2となる訳ですが、組織論は1+1>2とならなければ、そもそも組織となる必要が無くなってしまいます。
組織となれば様々な制約が生まれるのは仕方が無いですから、個別で行うよりも効果が大きくならなければ、勝手にやった方がお互い気楽で良いですよね。

だからスポーツでもビジネスどちらのチームでも1+1>2とする為に、機能的な役割分担が大切になってくるのです。
リソースを効率的に発揮させる為に、漏れなくダブり無い役割分担が必要となってくるのです。

スポーツのチームで考えればわかり易いと思いますが、勝つと言う大きな目標を共有していたとしても皆が俺が俺がと攻め上がってしまい、守備がガラガラになったら相手に好きな様にやられてしまいますよね。

だから必要な考え方が適材適所です。
いや寧ろ適所適材と考えるべきなのかもしれません。

その人在りきと言うよりも、目標に対して必要な事は何なのかブレークダウンして、それに対して得意な人を当てていくと言うのが、組織本来、目標本位からすると達成はし易いと考えられます。

絶対に決めなければいけないのはリーダーと言う役割

役割の中で、その他が無くても絶対に欠かせないのがリーダーと言う存在です。

チームの進む方向はチームの総意で決めるのが理想です。
それは二〜三人と言う少人数のチームであればどうとでもなるかもしれません。
また高い理想を実現する為に集まったチームであれば、どれほど時間を掛けても良いのかもしれません。

しかしながら現実的なチームでは、人数が多くなれば話し合いに時間が掛かるので全員一致は非現実的で、少なくとも非効率なのは間違い有りません。
だから中間の多数決で決めても良いかもしれませんが、集合知が必ずしも正しい、それぞれの真意を反映するとは言えません。
実は話し合いはすればする程、参加者の心理状態は極端な状態に偏り易く、所謂集団極性化を引き起こしてしまうのです。
その話し合い方次第では、若しかしたら誰も望まない様な極端な結論となってしまうかもしれません。

だから基本は合議制とするにしても、超越したリーダーと言う存在を作らないとチームは迷走し易いので危険です。
リーダーは精神的な支柱ともならなければいけませんし、チームを代表する存在にならなければいけません。

1+1>2となるチームを全体最適化する役割分担=比較優位の上手い組み合わせを目指す

どの様な業務でも、誰でも必ず行う事は出来るのです。
時間とお金などのリソースが無限に有れば..ですが。

どの様な時もリソースが有限であるので、戦略やチームであれば役割分担と言うのがとても大切になってくる訳です。

役割分担の際に大切な考え方となるのが、英国の経済学者であるデヴィッド・リカードが提唱した “比較優位 ” と言う概念です。

例えば営業であるAさんとBさんが毎月160時間働き、営業とそれに比例した量の事務を行っていたとします。

営業
(主業務)
事務
(付帯業務)
Aさん100時間100万円の成果60時間
Bさん40時間50万円の成果120時間

現状のチームで見た場合、合計150万円の成果が見込めます。

AさんとBさんを比べると、Bさんは営業が得意だけれども、その後の事務が非効率そうですよね..。

ではなるべくBさんに営業に専念してもらい、AさんにBさんの事務をフォローしてもらい、残った時間は今まで通りの配分で働く様にしたらどの様な感じに変わっていくのでしょうか?

営業事務
AさんBさんのバックアップ120時間
25時間25万円の成果15時間
Bさん160時間200万円の成果0時間

まあ勿論この様にムダが生まれず連携する事などは出来ないでしょうが、AさんとBさんの働く時間を変えずに、役割だけを変えただけで合計の成果は150万円から225万円と50%もアップしましたね!

こちらが比較優位を基にしたチームとして最重要である全体最適化、適材適所の考え方なのです。

ベクトルを合わせる為のコミュニケーション

もう一つ忘れてはならない要素がコミュニケーションです。

チームでは1+1>2となるのを目指していますが、そう単純には行かないものです。
人が集まれば集まるほど寧ろ生産性が下がってしまい、1+1が2にもならない事はザラに有ってしまいます。

一体それは何故でしょうか?

目標を共有し、役割分担したとしても、何事も問題無く、予想した通りに順風満帆に進む事は有り得ないからです。
悩んで立ち尽くす人も出てくるでしょうし、善かれと思っても間違った方向に進んでしまう人も出てくるかもしれませんし、他力本願でサボって言い訳ばかりする人も出て来る事でしょう。

チームの総合力は参加しているメンバーのベクトルの和で決まります。
だから止まっているベクトルが進む様に、また折角進むのであれば目的からベクトルが反れない様にコミュニケーションを図らなければなりません。
人数が多くなればなるほどベクトルはズレ易くなるので、コミュニケーションを徹底していかなければとんでもない事になってしまうので注意して下さい。

チームとなる為に必要なプロセスは?

目標を共有して、役割分担をしたら、すぐにチームになれるのでしょうか?
それで出来たら誰も苦労しない訳ですよね。

やはりある程度の実践が必要なっていくのです。

外とぶつかる(敵と戦う)

チームの推進力に利用出来るのは外に居る敵の存在です。
敵が居るから味方と言う存在を認識する事が出来、そして有り難く思えるからです。

スポーツではライバルチームと言う、必ず敵が存在するから簡単です。

ではビジネスでの敵と言えば何でしょうか?
目標を達成を阻害する存在を敵として捉えるべきなので、やはりビジネスでの敵と言えば先ずは競合の会社とかになるのでしょうか。

いずれにせよ敵が存在すれば危機意識も高まり、敵が攻めてくれば必然的に一緒に戦う羽目になり、それまであまり気に食わないチームメイトだったとしても、敵の敵は味方と、外の敵よりかは遥かにマシな存在に見えて来る筈です。
そして同志として戦っていく内に、必ずチームと言う意識が芽生えていくと考えられます。

内でぶつかる(ストーミング)

普通はぶつかり合いたくないので、それぞれお互いが余裕の範疇で行動をし始めるものです。
しかしながらその様な働き方では、なかなか1+1>2とならないと言うか、本当に2にもならないと考えられます。

つまりそのままでは一人の方が生産性が高いので、チームとなった意味が皆無な訳です。
善かれよりも無難にと言う気持ちの方が罷り通ってしまえば、そのチームはチームとして機能しなくなってしまいます。

いきなり行動がぶつかり合うのは危険なので、先ずはコミュニケーションでぶつかり合うべきと考えます。

何らかの勝利を掴み取る

ぶつかるだけではいけません。
と言うかそれだけでは疲弊するだけなので、寧ろチームを抜ける人が出て来てしまうかもしれません。

スポーツでの勝利は簡単です。
試合に勝つ、そのトーナメントなどで優勝するなどが間違い無い勝利でしょう。

しかし難しいのはビジネスでの勝利です。
Going Concernと言う言葉も表す様に、ビジネスは終わりの無い戦いです。
目の前の注文を取った所でそれを勝利と捉えるべきか、何を以って勝利とするのかは少し考えなければいけません。

共に問題を乗り越えると言うのも一つの勝利と考えられます。
共同作業に因る達成感は、チームの大きな鎹になるでしょう。

その勝利でお互いの貢献が認められれば、スポーツでもビジネスでも、チームとして大きく進んでいくのは間違いありません。

若し勝利への貢献が認められなかったり、敵から逃げてしまった同志が居たとしたら、それらはチームビルディングの大きな課題として捉え、やはり同じ様に或る意味一歩前進と考えていきましょう。

チームとは大きなハードルを越える為の同志の集い

大きな目標には大きなハードルが待ち構えて居る訳で、それを越える為に同志を集い、敵と戦うのがチームです。
チームは適所適材で役割分担をし、一緒に勝利に向かって戦っていかなければなりません。
その為のキーマンがリーダーと言う存在です。

スポーツでは比較的全てがわかり易いですが、ビジネスでは上手く敵を見つけ、上手く勝利を積み重ねていかなければなりません。

One for all, all for oneとOne Teamを目指して頑張っていきましょう!

*One for all = 一人はチーム皆の為に
*All for one = チーム皆で一つの目標を目指す