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貿易のノウハウが詰まったコンテナのまとめ

約 1 分

貿易でよく出てくるコンテナ(Container)。
..コンテナって只の箱ですよね?

そもそも何故必要とされていて、そしてどの様な工夫が有るかなどをまとめていきたいと思います。

コンテナの存在意義

余程特殊なモノであれば別かもしれません。
しかしながら若し物流費が高く、デリバリーが遅いのであれば、わざわざモノを動かす様な事はせずに、常に現地調達をする方が選ばれるのでは無いでしょうか。

その様に考えると、安さと速さは物流の生命線と考えられます。
安さと速さの為には効率化が欠かせません。
結論から述べると、物流のその効率化の為にコンテナは存在しているのです!

船便はコンテナ船在来線に大きく分かれます。
在来線はコンテナ船と異なりコンテナを使用していないので、必然的に雑多な形状の貨物を扱う事になってしまいます。
その積み込みは貨物毎の都度対応となるので人海戦術となり、どうしても人手が多く必要となってしまいます。

また雑多な形状の貨物を効率的に詰め込もうとするとそれはパズルとなりますので、事前に貨物情報を精査し、順序立てた積み込みをしていかなければならなくなります。

それらと比べると定格のコンテナは楽ですよね!
定格ですから積み込みも機械が行えますし、順序も考えず来た順に詰め込む事が可能です。

この様にコンテナの活用は効率化の為に無くてはならず、物流の存在意義を死守する為に必要とされているのです!

コンテナの種類

コンテナは一般的に海上輸送コンテナを指しますが、海上輸送コンテナは大きく分けると通常の常温コンテナと温度調整機能が有るコンテナの2つに分かれます。

ドライコンテナ(Dry Container)

通常コンテナと言えばこのドライコンテナを指します。

一般的な貨物は最もリーズナブルなコストであるドライコンテナで輸送するのが普通なので、最も普及しているコンテナとなります。

リーファーコンテナ(Reefer Container)

温度調整機能が有るコンテナはリーファーコンテナと呼ばれています。
最新のリーファーコンテナだと-30℃から30℃の範囲を0.1℃単位で調整が可能な様です。

ではなぜこの様な温度調整機能が必要なのでしょうか?

船の甲板であるオンデッキ(On Deck)の最上段のコンテナが最も過酷な影響を受けてしまいますが、海上で夏季の直射日光にさらされるとコンテナの内部の温度は70℃以上に上がると言われています。
その様な時はアンダーデッキ(Under Deck)にあっても、実は60℃ほどとそこまで変わらない暑さの様なので、リーファーコンテナが必要とされているのです。

飲食物が高温に弱いと言うのは容易に想像出来るかもしれませんが、それ以外にも精密機械、電気製品や化学品も大きなダメージを受けてしまうのです。

温度変化が受け辛くなる様に壁が厚く冷却ファンが搭載されているので、ドライコンテナと比べると内部スペースは小さくなり、且つコンテナ自体の自重が重くなっているのに注意して下さい。

CAコンテナ(Controlled Atmosphere Container)

リーファーコンテナの一種にCAコンテナがあります。

このCAコンテナのCAはControlled Atmosphereの略であり、コンテナ内の温度に加えて雰囲気を調整する機能が付いているのです。

これはズバリ農産物の輸送中の品質を確保する為の機能です!

コンテナ内の酸素(O2)濃度を下げ、窒素(N2)を送り込めば、農産物の呼吸を抑制し休眠状態とさせられます。
これにより輸送中の不要な成長や劣化を防ぐのです。

その他の特殊なコンテナ

オープントップコンテナ(Open Top Container)

ドライコンテナリーファーコンテナは箱状に屋根が有るのですが、このオープントップコンテナはその名の通り屋根が有りません!

屋根が無いのでクレーンなどを使い上部から貨物を積み込むなど、荷役の自由度が上がります。

輸送の際には簡易の防水カバーや、ハードカバーを付ける事も可能です。

フラットラックコンテナ(Flat Rack Container)

オープントップコンテナは天井以外の五面が囲まれていますが、フラットラックコンテナは更に自由です!

壁が無い事でコンテナの規格からはみ出してしまう様な大きな貨物、高さが越えたオーバーハイト(Over Height)や、幅が越えたオーバーワイド(Over Width)でも対応する事が出来ますが、コンテナにしっかりと固定する技術が必要とされます。
規格外の貨物の耐荷重に対応する為、通常よりも床は分厚くなっています。

しかしながら逆に考えると、はみ出てしまった事で上下左右のスペースがボイドスペース(Void Space=デッドスペース)となってしまうので、そのボイド分の追加料金を支払わなくてはいけなくなってしまうのを注意しなければなりません。

タンクコンテナ(Tank Container)

ISOでは液体の危険品用としてタンクコンテナの規格もしています。

コンテナの大きさ(LxWxH)

コンテナは国際的に統一されていなければ効率化されません。
だからコンテナの大きさなどを含む様々な規格はISO(International Standardization Organization=国際標準化機構)により決められています。

ISO(International Standardization Organization=国際標準化機構)のホームページはコチラです

L(長さ)xW(幅)xH(高さ)で考えると、ISO規格の海上輸送コンテナはWは一定となり、基本は長さが異なる二つが主流となっています。

20フィートコンテナ

20フィートコンテナは長さ方向が約20フィートとなります。

日本人である私達にわかり易い単位でLWHを記載するとこの様になります。

20フィートコンテナの外寸 = 6,058mm x 2,438mm x 2,591mm

20フィートコンテナの長さは、なぜか19’10” 1/2しか無い規格となっています。

40フィートコンテナ

20フィートコンテナの長さが凡そ倍になったのが40フィートコンテナです。

40フィートコンテナの外寸 = 12,192mm x 2,438mm x 2,591mm

40フィートコンテナの長さはピッタリ40フィートと言う規格となっています。

40フィートハイキューブコンテナ

40フィートコンテナの中には、LWは同じですが、更に背高=ハイキューブなコンテナも提供されています。

40フィートハイキューブコンテナの外寸 = 12,192mm x 2,438mm x 2,896mm

コンテナのまとめ

海上輸送を最大効率化させる為の手段がコンテナです。

海上ではコンテナ内が異常な暑さとなるので、ドライコンテナ以外にリーファーコンテナが普及しています。

また国際間を行き来しますので、ISO規格に準じている訳ですね。

只の箱と侮れない貿易のノウハウが詰まったコンテナ。
これからも貿易を続ける限り頻繁にお世話になりますので、本当に宜しくお願いします!