海外で面倒と思う事は幾つも有るかとは思いますが、その中でも細かい支払い時の焦り、そしてジャラジャラとしたお釣りの不快..と言うのは面倒ランキングのかなり上位に入るのでは無いでしょうか?
海外と言う慣れない環境で先ず幾らなのかを把握するのにワンテンポ掛かり、それから慣れない通貨を探すのにワンテンポ掛かり、そしてピッタリ払うのもあまりにも日本人っぽ過ぎるのではと変な気遣いをし、結局はお釣りでジャラジャラになり..と言う微妙な悪循環が続いてしまう訳です。
クレジットカードであればサインか暗証番号の入力だけで比較的簡単にはいきますが、店によっては少額決済は出来ないのですよね..。
そこで最近活躍しているのがプリペイドカード形式のもの。
香港でプリペイドカード形式と言えば、こちらのオクトパスが超便利なのです!
なぜオクトパスと言う名前なのか?
オクトパス(Octopus)は漢字だと八達通と書きます。
そうなんです英語のOctopusは蛸ですので、この八達通とは蛸の八本足の様に色々な所に伸びて使える様にと言う思いを込めて付けられたと言う事です。
恐らく数字の8と掛けたメビウスの輪がシンボルマークとなっています。
オクトパスはMTRのほとんどの駅で買える!
このオクトパスはMTRのほとんどの駅で買う事が出来ます。
オクトパスを買う際に支払う金額はHKD150(2,000円ちょっと)となります。
しかしながらその内のHKD100(1,400円弱)は親切にチャージしてくれているだけなので、丸々HKD100は自由に使う事が出来るのです!
チャージされなければ只の使えないカードですので、若干かもしれませんが初回チャージの手間が省けて有り難いですよね。
更に旅行者用にはHKD65(900円ちょっと)の一日乗り降り自由のオクトパスも用意されていますので、自分の行動計画に合わせてチョイス出来る様になっています。
更にオクトパスにはカード型だけでは無く、ウォッチ型やキーホルダー型も有ると言う事ですが…以降調査してみたいと思います。
オクトパスは実質0円!
オクトパスを買う時に支払うのはHKD150で、その内のHK100は自由に使えるデポジット分と言うのは既に説明した通りで、ここまでだとオクトパスは実質HKD50(600円ちょっと)と言う事になる訳です。
でも実は残るHKD50(600円ちょっと)も、オクトパスを返還すれば戻ってくるのです!
勿論チャージされている残金も戻ってきます。
だからオクトパスは実質0円の無料なのです!!
但し幾つかの条件も有ります。
買ってから3ヶ月以内であればHKD9(125円ほど)の手数料が取られてしまいます。
また破損していたら幾らか差し引かれるだとか、チャージ分が多額であれば後日小切手で支払われるだとか。
だから面倒を避ける為にはあまり多額をチャージせずに、都度必要なだけチャージしましょう!
オクトパスはMTRやコンビニなどのいつもの場所でチャージが出来る!
オクトパスはMTRのほとんどの駅で、この様な機械(Add Value Machine)でチャージが出来ます。
オクトパスを台の上にセットして、チャージしたい金額を入力し、お金を入れれば簡単にチャージが完了します。
MTRの駅以外ではコンビニでもチャージが出来るので、普通の外出の際に必ず一回以上通る所に網羅されている訳です。
コンビニではオクトパスと現金を見せながらCharge, pleaseなどと喋らなければいけないので、それが億劫な人はMTRの一択となりますが、それでも困る事は先ず無いと思います。
オクトパスは色々なモノに乗れる!
オクトパスはMTRの駅で売っているくらいなので、勿論MTRに乗る事が可能です。
日本のSUICAなどと同じく、近づければ扉が開きます。
写真の右下の黄色の台の、オレンジのメビウスの輪が描かれている辺りをピッとやります。
MTR以外にもバスやフェリーにも乗れるので、オクトパスさえ有ればほとんどの乗り物は自由自在です!
但し、タクシーには乗れないのが残念ですよね..。
オクトパスは色々なお店で使える!
海外でお世話になる機会が多い一つは、やはりコンビニでは無いでしょうか?
コンビニでのお支払いも、オクトパスがあればピッで済むのですよ!
それにしても改めて見ると、日本と違って扉が無い店舗スタイルも有ると言うのが一つの特徴かもしれませんね。
レジの横に見えるオレンジのメビウスの輪の所にピッとして下さい。
コンビニで言えばサークルKのみならずセブンイレブンでも使用出来ますので安心して下さい。
コンビニの他に香港では至る所で見かけるドラッグストアのワトソンズ(Watsons/屈臣氏)でもオクトパスは使えます。
またそれこそ海外でお世話になる機会の多い、我らがマクドナルドでも使えます。
この様な機械でオーダーや支払いに並ばず済むので、マクドナルドは日本よりも待たされる時間が短い様に感じます。
更に飲食で言うと、それこそお世話になるスターバックスでも使えます。
オクトパスは自動販売機でも使える!
自動販売機は日本みたいに至る所に有る訳ではありませんが、やはりオクトパスで支払えればピッで済むので便利です。
ほとんどの自動販売機はビルやホテルの建物内ですね。
飲み物ばかりでは無くスナックなども混在しているので、ちょっとした一休みの際に本当に便利です。
こちらではアクエリアスの500mlがHKD9.5(130円ちょっと)でした。
結論:香港でオクトパスはマストバイアイテム!
確かに慣れない海外でいきなりオクトパスを買おうとするのは面倒に感じてしまうかもしれません。
しかしながらオクトパスはその後の生活をメチャメチャ便利にしてくれ、今やスマホの無い生活が思い出せないくらい、間違い無く便利にしてくれる一品です。
だから香港の空港で飛行機を降りて、MTRに乗り換える時にサービスセンターで思い切って買ってしまいましょう!
再度香港に来るのであればそのまま持ち帰れば良いでしょうし、お土産か思い出代わりに持って帰っても良いかもしれません。
例え返還するのを忘れたとしても、600円ちょっとのコストで見返りに手にした便利さは間違い無くお釣りが来ると思います。
但し、多額のチャージ残高には注意して下さいね!!
最後に繰り返しますが、香港に行くのであればオクトパスはマストバイアイテムですからね!!!