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100点付近の圧倒的な違いと、どうでも良い違い

約5分

学生の頃のテスト勉強、本当に頑張った記憶か..面倒臭くてサボってしまった後悔のいずれかが思い出されますよね。
その結果は100点以下色々有る訳ですが、満点を逃す1点もあれば、不合格となってしまった1点と、たった1点の差で泣き笑いが有ったのでは無いでしょうか。

たかが1点、されど1点と言う状況を、ビジネスの現状に照らし合わせながら振り返ってみたいと思います。

100点と99点の果てしない違い

テストで100点と言うのは、所謂満点です。

最高得点であり、一箇所も間違っていない事を表しています。
若しも1,000点満点のテストだったとしても、可能性としてはそのまま一箇所も間違えずその1,000点も取れたかもしれない実力と考えられます。

その100点と違って99点と言うのは、一箇所と言うか、間違えたところが有ってしまったと言う事です。
間違えてしまったと言う、実力の限界が見えてしまっている訳です。
1,000点満点だったとしても、どうでしょうか、最高でも990点ほどしか取れない、いやもっとボロが出てしまうかもしれません。
その後パーフェクトで行くとは考え辛い、また間違える可能性が有り、100点の人との差が広がってしまう実力と考えるべきなのでは無いでしょうか。

だから100点と99点と言うのは1点の差では有りますが、その1点は非常に大きな開きなのだと考えます。

例えば水(H2O)は99℃までは液体ですが、たった1℃の違いで100℃になると気体に変化します。
イメージ的に言えばその水と同じで、100点と99点の1の違いは大きな分岐点となる閾値の様な気がします。

ビジネスではお客様から100点と気に入って買って貰えた場合、気に入ったけれども99点でちょっとの不満で買われなかった場合は、そのちょっとの差が雲泥の結果を生み出してしまう訳です。

99点と98点のどうでも良い違い

99点と98点もたった1点の差では有りますが、両方とも満点では無い、一箇所以上間違ってしまった実力となる訳です。

問題により配点が違うので何とも言えませんが、98点は一箇所では無くて二箇所間違えたかもしれません。
二箇所と考えると、一箇所の人よりも二倍不注意だったのかもしれません。
一箇所だけれども、99点の人よりも大きく間違えてしまった場合は二倍理解が足りなかったのかもしれません。

では97点の人と比べて如何でしょうか?
96点の人と比べて如何でしょうか?

その様に考えると99点以下の人達は、あまり下まで行くと話は違うかもしれませんが、十把一絡げと言える様な気がします。
要は100点と比べると100点は間違えなかった人、それに対して99点以下の人達ははちょっと間違えてしまった人達と分けられます。

99点の人からすると、自分は98点以下の人達と違うと主張されるかもしれませんが..。

でもビジネスで考えると、ちょっとした不満があった99点と、もうちょっと不満があった98点でも、結局は買われなかったと言う点では全く変わらない様な気がします。
結果的には誤差範囲と言えるのでは無いでしょうか。
どちらにしろ1点だけどうにかしようと言うせこい努力では無くて、満点目指して出来るだけ頑張らなければいつまでも満点が取れない実力なのだと考えます。

100点を越えた仁義なき戦い

100点を越える点数と言うのはテストでは有り得ませんが、ビジネスの世界ではこの様な戦いばかりの様な気がしています。

例えば最近のテレビの販売では、2K相当のフルハイビジョンから4K、そして8Kまで出て来ています。
画面の大きさなどでも変わってくるかもしれませんが、人間の目には限界が有りますし、人それぞれ視力の違いも有りますし、大きな画面であればそれ相応離れて視聴しますので、この戦いは正に100点を越えた戦い..若しかしたらどうでも良い過激な戦いなのかもしれません。

またそれにインターネットが見られたりと様々な機能が付いているのですが..いやいや、只テレビが見たいので100点のテレビで良いのですけれどもと言うお客様からすると、101点どころか110点以上にもなってしまっている過剰な戦いなのかもしれません。
110点の機能を持つテレビの価格としては安かったとしても、100点の機能を求めているお客様からすると幾ら安いと言われても不必要な機能で高くなってしまったその価格は90点で、そうすると110点の機能が90点の価格となると..と、結局よく有る不必要な営業的な煙に巻かれてしまう訳です。

結局は陳腐化に因る価格を下落を避ける為、また競合と差別化する為にお客様を放置した高機能化競争が繰り広げられている訳です。

しかしながらやはり良い面も有る訳で、プロである売手としてお客様が知らない利便性を開拓してくれていると言う可能性も大いに有るかと思います。

いずれにせよ買手としては、100点満点では無くて、一体何点の満点を目指した、誰得のハイパーコンペティションなのかを冷静に見極めなければなりません

100点付近の圧倒的な違いとどうでも良い違いのまとめ

同じ1点でも、満点である100点なのかそれともそうでないのかでは、0か1と言う圧倒的な違いが有ると考えます。
それは臨界点なのか閾値と考える事が出来るのでは無いでしょうか。

しかしながら100点未満、101点以上ではその差が1でも2でも3でも、どうでも良い違いと考えられます。
或る意味駄目なものは駄目なのです。余分は余分なのです。

ビジネスではなかなか明確に、しかも1点単位で評価される事は有りません。
だからこそサボらずに、常に100%の力で後悔しない様に、常に本気で頑張っていきましょう!