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乙仲業者と通関業者とフォワーダーの違いについて

約 1 分

初めて “ 乙仲(おつなか) ” と言う言葉を聞いた時、貿易だから外国語の一つくらいに思ってしまいませんでしたか?(笑)

貿易に携わっていると様々な業者の方と連携する事になります。
その中で乙仲業者通関業者は漢字だけども、フォワーダーはカタカナだから外国の業者みたいに混乱してしまったり..。

そしてこれら3つはかなりゴチャ混ぜで混乱されられる事が多々有りますので、今後迷わないで良い様に一つ一つをきちんと整理してみたいと思います!

乙仲業者とは?

結論から言うと既に乙仲業者と言う存在は有りません!

存在はしていない筈なのですが、昔からの名残で何となく呼び続けている人達が結構多く居る訳です。

乙仲(おつなか)とは、海運貨物取扱業者(海貨業者)の通称である。
「乙仲」の呼び方は、戦前の海運組合法(1939年)で、定期船貨物の取次をする仲介業者を乙種仲立業(乙仲)、不定期船貨物の取次ぎをする仲介業者を甲種仲立業(甲仲)と分類していたことに由来する。
海運組合法は、1947年に廃止されたため、現在はこのような分類はないが、それまでの名残から、現在でも海貨業者のことを乙仲と呼ぶことが多い。

Wikipedia

なるほどですね。
80年ほど前には海運組合法で海貨業者は乙仲や甲仲と分類されていたのです。

そして海運組合法はたった8年で廃止されてしまった訳ですが、その分類の名残で乙仲と言う言葉が70年経った今でも使われていると言う訳なのですね!

ところで海貨業者とは?

この通称で海貨業者と呼ばれている存在は、正式には海運貨物取扱業者の事になります。

港湾運送に関する秩序を確立し、港湾運送事業の健全な発達を図り、もって公共の福祉を増進することを目的で制定された港湾運送事業法に基づき、国土交通大臣の許可を受けた業者のみが海貨業者とはなれるのです。

そして海貨業者とはその名の通り、荷主からの委託を請けて港湾で海運貨物を取り扱う業者です。

今でも乙仲と呼ばれている存在は、こちらの海貨業者と考えて良いかと思います。

通関業者とは?

通関業者とは、財務大臣の許可を受けて通関業を営む者のことである。
ほとんどが法人であるが、通関業法では個人であっても許可を受けることができる。
通関業とは他人の依頼によって、貿易に係る行為で例えば輸出と輸入の申告、輸入に伴う関税の申告納付等に代表される各種の通関業務を代理することである。

Wikipedia

海貨業者は国土交通省でしたが、通関業者は財務大臣の許可が必要なのですね。

通関業法とは、通関業を営む者についてその業務の規制、通関士の設置等必要な事項を定め、その業務の適正な運営を図ることにより、関税の申告納付その他貨物の通関に関する手続の適正かつ迅速な実施を確保することを目的とする法律です。

通関業務とは税関官署に対する輸出入の深刻や、各種税に対する適用手続きなどが主な仕事となります。

フォワーダー(Forwarder)とは?

フォワーダー(Forwarder)とは貨物利用運送事業者のことであり、荷主から貨物を預かり、他の業者の運送手段(船舶、航空、鉄道、貨物自動車など)を利用し運送を引き受ける事業者を指す。
一般的には貨物利用運送事業者のうち国際輸送を取扱う業者を指す。

Wikipedia

英語のForwardが示す様に、フォワーダー(Forwarder)とは様々な運送手段、船舶や飛行機や自動車などを用い、貨物を転送する混載業者です。

貨物利用運送事業の運営を適正かつ合理的なものとすることにより、貨物利用運送事業の健全な発達を図るとともに、貨物の流通の分野における利用者の需要の高度化及び多様化に対応した貨物の運送サービスの円滑な提供を確保し、もって利用者の利益の保護及びその利便の増進に寄与することを目的とした貨物利用運送事業法に基づき、国土交通大臣の認可を受けた貨物利用運送事業者がいわゆるフォワーダーと言う事になります。

ほとんどのフォワーダー自体は船舶を持っていませんが、船舶業者と連携して貨物を転送するフォワーダーはNVOCC(Non-Vessel Operating Common Carrier=非船舶運航業者)と呼ばれています。

乙仲業者と通関業者とフォワーダーの違いのまとめ

海貨業は現場作業が主体と言う感じで、通関業フォワーダーはペーパーワークが主体と言う感じになるのでしょうか。
連携としては先ず海貨業者が港湾で作業した貨物を、通関業者が通関を行い、フォワーダーが必要な所へ運んでいくと言う順序になります。

現在ではそれぞれの業者が業務範疇を拡大させ続けていますので、その境目と言うのはかなり曖昧になってきていると言えるでしょう。

それぞれの業者のコアを理解する事で、上手く連携して貿易を円滑化していきたいですね。