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CES2020へ弾丸ツアーで行ってきました! 〜Tech East:LVCC編〜

約11分

やっぱりCESと言えばメインはLVCC(Las Vegas Convention Center)!

今日はCentral HallからSouth Hall、そしてNorth HallからWest Gateへ、最後にCnetral PlazaとLVCCを思いっきり満喫したいと思います!!

今回はUberを使って来てしまいましたが、火曜日から金曜日の運行時間帯内は凡そ20分間隔でシャトルバスが回っています。

主要な各ホテルに繋がっていますし、無料ですから本来は乗らなきゃ損ですね!

LVCCの入り口では、相変わらずGoogleが陽気にガチャガチャで盛り上げまくっていました。
出て来た大きなボールの中に入っている、様々なGoogleグッズが貰えるイベントなのです!
実は中でもグッズが貰える色々なイベントが行われているのですが、やはりそれぞれ長蛇の列が出来ているのですよね。

時間が有ったら並びたいけど..でも今回は前回より更に時間が足りないので我慢!

入口付近ではバッヂを見せるのは勿論、カバンの中をチェックしてもらわなければ入れません。
最近は色々と物騒ですから、寧ろその様な警備はWelcomeですよね。

そして..さあ入場です!

Central Hall

先ずはCentral Hallから回っていきます。

相変わらず一番手前ではLGがディスプレイを使った派手な展示をしています。
今や綺麗だとか、大型化だとかは当たり前で、曲面も施せるその柔軟さをアピールしまくっていました!

中に入ると機械仕掛けで動く巻取り可能なディスプレイが有ったり、大小様々なディスプレイが有りましたが、次に目を惹いたのは..こちら!

紙の様に薄く、紙の様に折れ曲がった、しかも当たり前の様に綺麗なディスプレイがこの様に正にツリー状に展示されていたのです。
動画で見せられないのが残念ですが、ディスプレイですから、この一枚一枚が変わっていく様は本当にお見事でした!!

ここまで来るとコストはさておき、それこそ紙と同じ様に使われるシーンがもう間近と感じられますよね。

こちらは人間と等身大の縦型ディスプレイです。
この中でおじさんが喋りながら動いています。

まあそれだけでも或る程度は見事なのですが..この人、フルCGなんですよ!
中では凄い人だかりの中でデモンストレーションもやっていたのですが、髪型や顔のパーツを自由自在に変える事が出来、喋らせるのも多言語対応が可能なのです。

これからは目の前に見える人が、本物なのかどうなのか、それこそわからない時代になっていく訳ですよ!
最早、自分の目が信じられなくなって来るのでは無いでしょうか?
楽しみな様な..怖い様な..複雑な感情を抱いてしまいました。
それくらい完璧と言うか、説明されなければ気が付かなかった程の自然な見た目と動きなのです!!

これからは好きな芸能人のアバターなどが商売になっていくのかもしれませんね。
ディスプレイの中からですが、憧れの人が一日中話し掛けてくれる様になる訳です。

そして若しかしたら、故人を偲んだ使い方などの要望も出てくるかもしれません。

結構、大いなる実用途を秘めた技術なのでは無いでしょうか?

以前フェンシングをCGで紹介した動画を見た時に衝撃を受けましたが、そのリアルタイム版と言う感じでしょうか。

リアルに卓球しているだけなのを、CGで超ド派手にまるでTVゲームの様にしているのです!

ちょっと地味な競技や、わかり辛い競技などにこの様なCGをリアルタイムで入れていけば、それこそ試合会場は更に盛り上がるのでは無いでしょうか?

応用してこの技術を学校での授業の電子黒板に取り入れたら、学生の勉強意欲も向上するかもしれません。
前に出て電子黒板に回答させる際に、正解したら星が出たりExcellentと表示されたり、盛り上げてあげたりしたら。
私も、私もなんて盛り上がって、皆が勉強をやりたがる様になるのでは無いでしょうか?

各社、スマート家電と呼ぶべきか、スマートリビングの様な製品を様々提唱していましたが..こちらはズバリ今一ピンと来ませんでした。

例えばこちらはスマートクローゼットな訳ですが、自分の画像やデータを記憶して、着る組み合わせをシミュレーションする..みたいなのは正にピンと来ません。
シーズを持て余している感じで、新たなニーズと結び付いている様な感じが全くしないのです..。

中身の管理から注文まで出来たり、体調に合わせてレシピを提案してくれる冷蔵庫も今一ピンと来ません..。

実物のキッチンなどのレイアウト前に、透けたスクリーンで映し込む様な立体的なデモンストレーション自体は面白かったのですが。

こちらも数年前の上海CESで見た事がある様な双腕のお料理ロボですが、実際はどこまで料理出来るのでしょうか?

確かに出来無い事は無いのでしょうが、その為のお膳立ての方が大変そうですよね..。

こちらは話題になっていたSonyの車です。
流行りに乗ったガンメタリックな塗装でした。

確かにSonyは他に無い物凄い完成度を感じましたが、パナソニックもサムソンなどほとんどの家電メーカーでも多かれ少なかれ展示していましたので、Sonyが云々と言うよりも、最早これからはスモールハンドレッド(Small 100’s)の時代なんだなあと思わさせられた次第です。

しかしながら今の自分の車がそうなのですが、既にセンサーなどが発達し過ぎて直ぐに色々なアラートが鳴りまくります。
アラートが多くなり過ぎると全てのアラートを無視する様になってしまうので、その人の性格に合わせた多過ぎず且つ少な過ぎない適度さが、それぞれのデバイスの正にスマートさになっていくのだと考えます。

South Hall

Centralから外に出ず..と言うか直接Southに行こうと思うと、こちらを通らないといけないのが不思議な立地関係。
そして横ではコンテナから荷降ろししていたりする不思議な風景も。

因みに歩くのが嫌な人はゴルフのカートに乗せてもらえるのですが..まあ、歩いちゃいますよね。

South Hallでは断然ロボットが目立ちました!

動画で見せられないのが残念ですが、かなりスムーズに、そしてスピーディーに、且つ一糸乱れず動く様には感心させられてしまいます!!

AGV(無人搬送車)も仲良く連なって走っていました。

危険で大変な庫内作業は、この様なAGVとロボットが組み合わさった全自動倉庫が当たり前になっていくのでしょう。

こちらも動画でお見せ出来ないのが残念ですが、多数の小型ドローンが一糸乱れず複雑な編隊飛行をする様は正にSFの世界です!
そのプログラミングなのか、お互いぶつからない様なセンシングなのか、兎に角見事なドローンによるマスゲームが展開されていました!!

凄いと思う反面、これらのドローンが敵意を持って攻めて来たらと思うと..本当に怖くなりますよ!!!

水中を走行する魚型のドローンなども展示されていましたが、こちらは人が操縦するタイプの..水中ドローンと呼ぶべきなのでしょうか?

実用途で考えるとユーザーは海女さんかスパイと言う両極端しか考えられませんが(笑)、兎に角狭い水槽の中を自由自在に水中移動している様は圧巻でした。

VRはゴーグルを掛けさせた様々なデモを行っていましたが、この様に集団になると一挙に異様な感じが大爆発です!(笑)

ゴーグルがもっと小さくなったり、コンタクトレンズ型になった未来では、一人だけ幻覚を見て異様な行動をしていてもVRのせいに出来てしまうのかもしれません..怖っ!

VRをするのであれば、360°どの様に動いても問題無い、この様な装置と組み合わせるのが必要では無いでしょうか。
どちらに歩いてもこの球体がその場でぐるぐる回転するのです。
映画のレディ・プレイヤー1で前後左右に動く為に出ていたトレッドミルの立体版と言うところでしょうか。

これも試してみたかったのですが..時間がっ!(無念)

そして何気に有りだなと考えさせられたのが、このペダル付きのデスク。

別に漕いだら動く訳では無いのですが、座りっぱなしでは運動不足になりますから、ストレス解消や、集中力強化などにも結構良い様な気がします!
(もしかするとこのまま移動出来るのも有りかもしれませんね!)

North Hall

North Hallは大きな自動運転の車ばかり展示されていました。

他はすぐに見える様な普通の展示の仕方でしたが、メルセデス・ベンツだけは並んだ人しか見えない様に簾の向こうに隠した強気の展示スタイルでした!
隠されると見たいと思うのか、やはりメルセデス・ベンツの魅力なのか、いずれにせよ長蛇の列でこちらも..断念、悔しいっ!

人を載せて飛ぶドローンはこの様な大迫力!

でも、こんな大袈裟では無くて、もうちょっとコンパクトにならないものかしら..。

こちらは去年末のバラエティ番組でやっていた、誰がどう打っても必ずホールインする超ハイテク自動運転ゴルフボールです!

面白い技術なのでもっと宣伝して目立つべきと感じましたが、今の日産はゴーン氏の影響で只でさえ悪目立ちしていますから、結構ひっそりと息を殺して行っている様に感じてしまいました。

West Gate

North Hallからこの様な通路を通れば、こちらもお初のWest Gateです!

West Gateも車載関係が多く有りましたが、やはりカメラでの画像解析やLIDARのリアルタイムデモみたいなのが多かったですね。
車のお陰でこれらの技術はコモディティ化していくでしょうから、それらの身の回りへの応用が今後は楽しみです!

スポーツは審判が要らなくなるでしょうし、誤審も無くなりますよね。

スマホのカメラで撮る様な写真も、LIDARで計測された3次元情報が組み合わさり全て3Dとなっていくのでしょうか?

これらがAIと組み合わされれば、少しでもおかしな動きが感知された時、警察代わりのドローンが攻撃して犯罪が未然に防がれる世の中になっていくのかもしれませんね。

そしてやはりアグリテックも気になるところです。

LEDから出る波長や、照射時間や温度や湿度などをモニタニングして、AIが最適化していけば快適な未来となっていくのでしょうか?
未だにそこまでメジャーになっていないと言う事は、やはり生命を育てるのはそんなに単純では無いと言う事なのでしょうか..。

こちらは日本の福岡県のスタートアップのエリアでした。

頑張れ、ニッポン!!

モノレールでWest GateからCentral Plazaへ

West Gateからモノレールに乗る為に外に出たら..ヒロミ・ゴウ?
それともアキラ・フセ??

いやいや、天下のバリー・マニロウでした!(笑)
思わずパシャリです。

..そうです、今から乗るモノレールは、LVCCから見える、いつも気になっていたアイツです!

こちらのモノレールはストリップを北から南へ、SaharaからMGMまで縦断する移動手段なのです。
乗車区間に関係無く、One-Rideであれば5ドル掛かります。
他にも24-Hourだとか、3-Dayだとか4-Dayとかが有りました。
1-Dayでは無くて24-Hourと言うのが、実にラスベガスっぽいですよね!

今回は贅沢にWest Gateから隣のLVCCと言う最低一区間だけ乗ってみます。

One-Rideのチケットはこの様な紙製で、中に挿入すると扇形のゲートが開きます。

スマートフォンで決済すると、発行されたQRコードを上のガラス部分でスキャンする様ですね。

Central Plaza

はい、モノレールに乗ったらあっという間にLVCCのCentral Plazaの中に降り立ちます。

ここでもフレンチテックは健在でした。

Central Plazaで目立っていたのはやっぱりGoogle。

中に入るとスマートホームを演出するスマートスピーカーなどが展示されていましたが..最早目新しさは全く無く、周囲でのアトラクションは派手ですが、展示内容自体は超普通と感じてしまいました。

しかしながら相変わらずGoogleは気前良く、入口付近ではGoogleガムと呼ぶべきなのでしょうか、ガチャガチャから食べ放題(?)となっています。

味は..普通。
でも一粒が大きくて噛みごたえが抜群なので、顎のトレーニングをしたい人には最適な仕様なのかもしれません。

裏手ではメディアでよく見る、あのGoogle滑り台が有りました。

グーグラーに煽られて、皆テンション高く滑り落ちて行きます。

因みに今回は残念ながら、時間が足りなくてRenaissance Las Vegasまでは辿り着けませんでした..。

しかしながら短い時間で大量の情報を詰め込んでしまったので頭の中はサチってしまい、強烈なブレストがぐるぐると始まってしまい..もう勘弁してと言う感じでしたので、もう兎に角十分です。(笑)

正直な所、毎年ではそこまで変化は無いでしょうが、世界の中でもこれくらい強烈な刺激を受ける所は無いですから、やはりCESは超オススメです!

いや〜っ、やっぱりCESって本当に面白かったですね!

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